「月と六ペンス」で、働く意味
株式会社「月と六ペンス」という会社は、他の多くの会社と同様、資本主義の競争の真っ只中にあり営利を追求して運営されている会社です。社員同士の競争もあります。仕事は、出来る人材に集まるものです。実力主義、能力主義の評価がされていますので、やる気があって早いうちからバリバリ仕事がしたい人向きな点もあります。
そのような過酷な環境にも関わらず、社員の定着率は高いです。積極的に会社内で自分のポジションを確保できれば、ストレスが少なく居心地がいいものです。能力主義の一方で、職場がアットホームであることを大切に感じるタイプの人にも向いています。
コツさえ掴めば、知識と技術はどんどん身につく
入社して間もなく、皆さんはプロとして自分の技術レベルを初めて知るはずです。例え、最初は技術と知識の低さに打ちひしがれたとしても、焦ることはありません。もちろん、楽勝!と感じてもらえれば言うことはなし、です。知識と技術は、座学や教室の課題よりも実践を通すことで、かつてなかったほどのスピードで身に付くものです。月と六ペンスの仲間は皆さんに必要な知識を与えてくれるはずでしょう。ただし、自ら求める知識が一番、早く身になります。要は、知識と技術を吸収し、成長するコツさえ掴めば、皆さんは「月と六ペンス」の中でどんどん成長できるのです。
「月と六ペンス」が必ず与える君へのチャンス
月と六ペンスに来れば、大きな仕事をするチャンスがあります。
なぜなら、皆さんが成長するためには、それ相応の任される仕事、つまり「チャンス」が必要だと考えているからです。チャンスとは、仕事を通して実践的な技術と知識を身につけ、早く一人前のクリエイターになることなのです。
こうしたチャンスをモノにしたら、親御さんや恋人に自分が関わったホームページを見せて、自慢げに説明をしてあげて下さい。きっと、彼らは皆さんの仕事と会社に理解を示し、そして、安心して頂けるはずです。「何とかやって行けそうだね」あるいは、「お前が好きならば、仕方がない。応援する」と。
ホームページ制作の「小料理屋」
ありがたいことに月と六ペンスは、会社の規模に対して、大手企業と呼ばれるお客様の割合が高いです。それは偶然ではありません。一般論として、大手企業というのは人材が豊富で、Web専門部署やエキスパートが在籍し、Webの知識も高いケースが多いです。つまり、お客様に対してWebの 「ややこしい話」もしやすいのです。素人にわかりやすく説明するのもプロの仕事ですが、玄人に対してさらに進んだ道を示すのもプロの仕事。
その代わり、月と六ペンスの顧客数はけっして多くはありま せん。
たとえるなら、多数のお客様を相手にする郊外型の大型レストランではなく、席数は少なくても、定期的に通ってくれる常連のお客様を相手にする小料理屋が、「月と六ペンス」だと想像していただけると分かりやすいと思います。
自分自身に真摯な人が欲しい
学生時代とは、明るく楽しく光り輝き、あるいは苦しさや寂しさに打ちひしがれ、自分と社会に対して真摯な時が過ごせる時間です。学生時代とは、人生で最も記憶される日々だと思います。学生時代の記憶がどれだけ深く皆さんに刻まれているかが、社会人となった後の生活に大きな影響を及ぼすのです。社会人になってから、学生時代以上に真摯な日々を過ごせる人は多くありません。
学生時代、皆さんは何者でなくとも、自分らしくあればよいもの。社会人となると、皆さんは会社組織の一員であったり、ある異性の恋人であったり、妻や夫であったり、母や父であるようになります。望む望まないにかかわらず、何者でもない事は許されず、時に幾つもの役割を演じ分ける事になるでしょう。
しかし、その中で皆さんが自分らしくであることが一番、難しいこととなります。学生時代は自然と出来ていた皆さんが自分らしくあることが、社会人となった時、一番難しい役回りになってしまうのです。自分を見つめて自分は何のために働くのか、分かっている方、あるいはそれを一生懸命に考えている方、来て欲しいと望んでいます。
社会人生活が、皆さんの学生時代と同じように、栄光と挫折、羨望と屈辱、幸福と不幸に同時に包まれる時代でありますように。そして、月と六ペンスに入社することによって、挫折より栄光に、屈辱より羨望に、不幸より幸福に、よりたくさんの光が与えられますように。
2017年5月5日 代表取締役 谷口 学