月に手を伸ばせ、例え届かなくても。月と六ペンスをお考え頂いているあなたへ
月六のメンバーとして働くことにご興味を頂き、ありがとうございます。
突然ですが、私はスキマスイッチの「全力少年」という歌が大好きです。
「躓いて、転んでたら置いてかれんだ 泥水の中を今日もよろめきながら進む」
稼ぐために働くということは、多かれ少なかれ、ストレス受けながら、かつ、もがきながら前に進む(仕事をこなす)事です。
しかし、それが我慢できなくなったら、やはり一度ブッ壊すしかありません。
転職は、既存の自分の人生・生活を、ブッ壊して、大切なものを取り戻すチャンスであると思います。
もう一つ、古い話で恐縮ですが、佐野元春の20数年前のヒット曲「ガラスのジェネレーション」をご存知でしょうか(ご存じでない方はぜひ聞いてみてください)。当時、子供だった私はそのサビの「つまらない大人にはなりたくない」というフレーズにとても感動してカセットのボリュームを最大にして聞きまくり、何度もその部分を叫びまくりました。その頃は、普通に会社員として真面目に働く事と子供の成長だけに価値を見出すような大人には絶対になるまい・・・そんな生き方を願っていたのです。今でもたまに音楽プレイヤーやカーステレオで聞く度に自問します。自分は、つまらない大人ではないだろうか。つまらないことをしていないだろうか。
クリエイターである皆さんもきっと、つまらない大人になりたくないと感じている人たちだと思っています。本来、クリエイターの仕事とは、楽しいもの、面白いものです。また、クリエイティブな仕事の中で、今、最も脚光を浴びる分野の一つがWebです。ここまで普及したインターネットの一つ一つのWebホームページが、我々の暮らしや企業の将来に与える影響は計り知れません。クリエイターがよい仕事をしなければ、これから先の社会はつまらないものになります。しかし、世の中につまらないWebやつまらない仕事をしている自称クリエイターがなんと増えてしまったことでしょう。
もちろん、「月と六ペンス」という小さい会社のメンバーたちも、面白いことをやろう、楽しく仕事をやろうと心がけながら毎日を過ごしています。仕事するなら大きい会社、有名な会社が良いに決まっています。それでもあえて、うちのような企業に来たいと思って下さる方がいらっしゃれば、こう考えてください。せっかく小さい会社に入るんだから、小さい会社の方がやりやすいことを。例えば一人ででっかいプロジェクトをまとめるとか、新事業を立ち上げるとか、会社そのもののあり方を変えちゃうとか、そんな気概のある方には働いていて楽しい会社だと思います。もちろん、本人の努力が一番大切ですが、当社もきっと皆さんに、今の仕事とは違う大きなチャンスを用意してお待ちしています。とにかく、つまらないクリエイターにはなりたくない、改めて何か面白いことをやりたい「全力少年・少女・青年・女子等」を待っています。
「月に手を伸ばせ、例え届かなくても」ザ・クラッシュ ボーカル ジョー・ストラマー
2017年5月5日 代表取締役 谷口 学