7月上旬、デザイナーチームで”ミニ勉強会”を実施しました。
テーマは、『私、頑張ったでしょう!?2015上半期』。7月までの制作実績(予定も含む)・提案書を持ち寄り、挑戦したことや苦労したことなどを各自発表。
さらに今回は、来年4月にデザイナー志望で入社予定の方もお呼びしました。
ベテランから新卒まで、刺激のある勉強会になったのではないでしょうか。
/デザイナー:4 /アルバイト:1 /事務:1 /新卒:1
前半は、PCおよび印刷物で、今年上半期の間に納品した(あるいは近日納品予定の)デザインを紹介。
デザインは、提案の時点から完成に至るまでに、変化していくことがほとんどです。たとえばコンペの際に提出したものをデザインAとすると、お客様からのヒアリングを反映したものがデザインBとなり、ブラッシュアップして最終的にはデザインCで校了に、など。「AとBがぜんぜん違いますね!」ということも決して珍しくはありません。
「その際はどうやって切り替えるんですか?」「色をこれだけ変更するのは難しくなかったですか?」と、質問は活発に行われました。ポイントは、Aはあくまでベースとしてとらえ、いかにBを生み出せるかということ。
また、昨年度からリニューアルになったデザインにも同じことがいえます。今年度版を制作する際には、昨年からの改善点・今年はこんなことがしたい!という思いを入れて作り上げていきます。今年度も制作依頼をいただけた案件については、比較・成長できることが制作会社としても嬉しい点ですね。
次にリニューアルした弊社のWebサイトも紹介されました。SEOの意識、テキスト作成の苦労、コンテンツの拡充…。
担当デザイナーの初期ラフ案には、みんな興味津々。最初に紙に起こすかワイヤーフレーム風にするかそもそもどこまで書き込むか、デザインをどのように作っていくかはデザイナーによって千差万別。新卒さんは、デザインが校了していくまでの流れに初めて触れ、圧倒されていた様子でした。
後半は、月と六ペンスの要ともいえる、提案書について。
実際のコンペで使用した提案書と、受注後にお客様へヒアリングした内容を踏まえた提案書、2つの紹介をしました。”提案書” と一口に言っても、目的に応じて制作者も内容も変わります。制作者いわく、大事にしていることは、「一貫性があること」、「心に触れるものがあるかどうか」とのこと。
コンペで使用する提案書を初めて目にしたメンバーからは、「こんなにボリュームのあるものなんですね」という感想が。
新卒やアルバイトの方にはもちろん、提案書作成経験の少ないメンバーにとって、とても刺激を受ける内容でした。
今回の勉強会は ”ミニ” ということで、当初予定していた時間は、1時間。
ところが、ふたを開けてみれば、1時間半が経過!
実は、想定していた以上に、話し合いの中で寄せられる疑問・質問が多かったのです。
「デザインを始めるときのイメージのとっかかりはどこから?」、「フォントの選び方は?」、「デザインを手書きでやるメリットは?」、「ぶっちゃけそのバナーはどうやって作ってるんですか?」…などなど。
なごやかな雰囲気の中、普段のメンバーの仕事ぶりで気になっている点も、気軽に質問できたようです。
月と六ペンスのデザイナーチームでは、このように各自のデザイン発表・意見交換をする機会を設けています。
これからもお互いに学びあい、より良いモノを生み出していきたいと思っています!